プライベートシナリオ運営手順

※ これらの方法は、本Wikiでガイドとリアクションを公開し、らっかみ!内コミュニティで参加者を募集する場合のものです。
※ プライベートシナリオはあくまでもファンによる二次創作ですので、運営方法はここに挙げた方法に限るものではありません。
※ 本Wikiの編集方法についての説明はいたしません。ご了承下さい。


シナリオを作ろう!

ネタを決めよう!

 もちろん、あなたのソウルとパッションのままに!
 あなたがプラシナを運営しようと思ったという事は、あなたはきっと「待てど暮らせど公式でやってくれないんだ!」というネタを持っているという事でしょう。あるいは「公式でも確かにやってくれてるんだけど、この辺りが足りないんだ!」かもしれません。
 とにかく、あなたにはネタがあるに違いありません。それを少しばかり「運用しやすい形」に変える必要くらいはあるかもしれませんが、ネタはそれを使えばいいのです。

運用しやすい形にしよう!

 まずはそのネタを、「運用しやすい形」に持って行きましょう。
 「運用しやすい形」というのは、言いかえれば「アクションを書きやすい形」「リアクションを書きやすい形」です。
 なお、「アクションが書きやすい」≒「支離滅裂なアクションにならない」≒「アクションをまとめやすい」≒「リアクションが書きやすい」なので、とりあえずアクションを書きやすくしておけば大体リアクションも書きやすくなる……はず。保証はしません。

 以下に「運用しやすいシナリオ」の例を挙げますが、必ずしも書きにくい形だから悪、というわけではありません。
 あくまでも応用系として、リアクション執筆に慣れてからならできるかもしれません(なるべくやらない方が無難だとは思いますが)。

アクションを書きやすい形

  • 参加者達の状況が明確(日常系シナリオなら、今日が何曜日なのか、なども大切です)
  • アクションでできる事の方向性が示されている(いっそ、できる事を幾つかに限定してしまうのもいいかもしれません)
  • 日常と切り離されており、普段の生活との関係を考える必要がない(テオがよくやる奴とも言う)
  • 公式によくあるガイド形式(参加者の人も勝手がわかるので安心!)

アクションを書きにくい形

  • シナリオガイドが謎ポエム(アクション以前に参加しようと思うかどうか……)
  • 目的達成のためには、ガイドで与えられていない情報の調査が必要(せめてプレイヤー情報として出しておきましょう)
  • 目的達成型シナリオなのにフリーダム!(達成しなきゃいけないのか達成しなくてもいいのかもわかりません!)
  • バトルなのに現実世界に影響を及ぼしたりする(そもそも非公式なプラシナでやるべきではないでしょう)
  • 公式の形式から大幅に外れたガイド形式(参加者が公式の形式を参考にできなくず、迷走しかねません)

ガイドを書こう!

 ガイドは大まかに3つの部分、すなわち「ガイド本文」「ゲームマスターより」「サンプルアクション」に分かれます。
 それぞれの使い分けは公式のシナリオを参考にすればよいかと思いますが、大体次のような形式になっているようです。

  • ガイド本文
     シナリオの導入となる物語です。参加希望者はここの文章を元にシナリオの雰囲気を掴んでアクションを書きますので、リアクションで使う予定の文体でガイド本文を書くのがいいでしょう。
     情報を全て詰め込む必要はありません。物語中での説明が難しい部分は「ゲームマスターより」に任せてしまえば十分です。
  • ゲームマスターより
     参加者への挨拶、ガイド本文の要約、ガイド内では説明できなかった情報などを記載します。
     参加者が達成しなければならない目的があるシナリオの場合、目的達成に必須となる情報は全て(場合によってはプレイヤー情報として)出しておくのが基本です。プレイヤー情報としても出すのを渋ると、参加者は「必須情報を獲得するアクションを書く」のではなく「必須情報を必要としないルートを探す」選択をする傾向があるので、容易にリアクションが破綻します(前述の「アクションを書きにくい形」も参照)。
  • サンプルアクション
     このシナリオの一般的な楽しみ方の例を挙げます。大体3つ前後が標準的なようです。
     自由度の高いシナリオでは、「MSがどの範囲まで想定しているのか」の目安にもなります。サンプルアクションが突拍子もないと、参加者はそこまでは余裕でセーフだと思って数倍の無茶をしでかすと思うべし(=リアクション執筆時に困るだけ)。まあ無難なサンプルアクションでもしでかす奴はしでかしますが。
     サンプルアクションを無難にするというのは、参加者とのネタ被りを防ぐという観点もあります。「すげえアクション思いついた!」と思ったらサンプルアクションそのまんまだった、なんて悲しいじゃあないですか。

 なお、この中で一番最初に書くべきは何より「サンプルアクション」ではないかと思います。参加者ができる事をまず決めて、次に逆算で他のを決めるイメージですね。


参加者を募集しよう!

参加者数を決めよう!

 参加者数は、少なすぎると物足りないですが、多すぎると今度はリアクションを書けなくなってしまいます。
 らっかみ!では30人や50人のシナリオもありますが、なるべく沢山の人に楽しんで貰いたい気持ちをぐっと抑えてもっと少ない人数にしておくのがよいでしょう。

 もちろん、最適人数はあなたの文章力次第で変化するわけですが、目安としては、

  • 参加者同士が密接に交流しうるシナリオでは多くて10人
  • 参加者同士の交流が(GAの場合を除いて)ほとんどないシナリオでは多くて20人

くらいが妥当かと思います。文章の読み書きをし慣れてない人は(読むのも重要!)、越えるときっと後悔します(ある程度慣れてたはずなのに、比較的密接交流15人で吐血した筆者談)。
 少ないなら少ないで、その分何度もプラシナをできると思っておきましょう!

日程を決めよう!

 プライベートシナリオはあくまでもファンの活動に過ぎないので、日程を定めずにだらだらやっても誰にも怒られないかもしれません。
 ですが、全く日程を決めないと、参加者も今どうなっているのか全くわからない、という事にもなりかねません。
 できれば、「募集開始日時」「募集終了日時」「アクション投稿期限」「リアクション公開予定日」を全て決めておく事をお勧めします。

 募集の日程がわからないと、参加希望者は今参加表明してもいいのかどうかわからず、結局参加しない、という事が起こりかねません。
 アクション投稿期限を定めないと、いつまでもリアクション執筆に取り掛かれませんし、参加者としてもアクションの最終稿を決められず、だらだらと小さい書き換えを続ける必要が出てきてしまいます。
 アクション投稿期限を定めたら、参加者間で不公平にならないよう、アクション受付は期限を厳守した方がよいでしょう(一方で、「Twitter見てたら不慮の急な仕事が入ってアクションを書けなかったみたいだからちょっと大目に見てやろう」ができるのもプラシナならでは)。
 リアクション公開予定日は、参加者としてはあまり気にしないのですが、リアクション執筆時に予定日を決めておかないと、段々と後回しになって何時の間にか忘れてしまう、という危険が考えられます。……経験あるよね? 参加者のためというよりあなた自身のために、必ず決めておきましょう。

Wikiにガイドを掲載しよう!

 参加者を募集する前に、まずはシナリオガイドを作らねばなりません。
 まずはテンプレをコピーして新しいページを作り、記載すべき場所を全て記載しましょう(非常にたくさんあるので注意!)。

 シナリオガイドのページを作ったら、次にプライベートシナリオ一覧にそれを追加します。書き方は他のシナリオを真似ればいいでしょう。

コミュニティで告知しよう!

 シナリオガイドを告知する方法はいくらでもあります。自分が所属するコミュニティに募集トピックを立ててもいいですし、Twitterで告知してもいいですし、参加してほしい人に直接メッセージを出すのでも構いません。
 ですが、二次創作を専門とする場で告知したければ、二次創作SS広場にトピックを立てるのがいいかもしれません。
 トピックの書き方は、過去のプライベートシナリオの告知を参考にして下さい。

 なおこのトピックは、同時に参加表明用のトピックとしても、参加者の相談用のトピックとしても使えます。
 参加者が確定したら、一度参加者全員をまとめた書き込みをしておくと後が楽です。



アクションを貰おう!

 プライベートシナリオには(当然ながら)アクション投稿用のシステムがないので、メッセージにて受け付ける事になります。
 アクション文字数は本物のシナリオのように定めても構いませんし、逆にプラシナである事を存分に活用して、本物のシナリオとは違う文字数にしても構いません(もちろんどちらの場合でも、募集段階で決めてガイドか参加者募集トピックに明記しておきましょう)。
 文字数チェックを入れた場合は、チェックがちょっと大変です。でも投稿されたアクションをコメント欄に(書き込みはせずに)コピー&ペーストすると文字数が出るので、それを使えばちょっと楽チン(参加者の人もですね)。

 世の中には、アクションは前日になるまで書かない派の人がいます。投稿期限の前日までにアクション投稿がなかった人には、念のため催促メッセージを出しておくといいでしょう。



リアクションを書こう!

※ ここからはあくまでも筆者がプラシナ運営をした際のやり方ですので、「もっと他にいい方法があるよ!」という方がいたらがんがん追記しちゃって下さい。

アクションを読もう!

 参加者からアクションを貰ったら、まずは印刷しておくと後が楽かもしれません。重要なところを直接メモしたり、参照している他の人のアクションをぱぱっと書き込んだりできます。
 できればアクションと共に、プロフィールも印刷しておきましょう。参加者は、わざわざアクション中に懇切丁寧にろっこんの効果やパラメータまで書いてくれたりはしません!
 本当はともだち欄も印刷しておきたいところですが、人によっては10ページ近くになっていたりするので大変な目に遭います。必要な時に参照すれば事足りるかと思います。

 アクションには様々な事が書かれていますが、一字一句丸ごと使う必要は全くありません。
 あくまでも「この人の行動のイメージ」くらいのつもりで割り切ってしまいましょう。そうしないと多分後のところで大変な目に遭います。
 とりあえず今は、アクション中で重要そうなところを見つけて、「これは必ず描写しよう!」という部分に目星をつけておけばよいでしょう。

アクションを組み合わせよう!

 描写すべき点が決まったら、それを組み合わせます。
 例えば同じ目的で同じ事をする人がいる場合、それぞれに同じ描写をするよりは、二人が出会って意気投合して協力するシーンにした方が盛り上がるでしょう。けれどもしかしたら、二人がすれ違ってしまった事で協力できず、共通の敵が利益を得るかもしれません。
 逆に利害の対立する人がいる場合、両者のバトルを始めてもいいですし、片方が折れてもいいですし、それが実は折れたフリで何か企んでいるのでもいいですし、時間差で出会わなかった事で何か面白い事が始まってもいいでしょう。

 いずれの場合でも、「絶対にこれ!」という正解はありません。もちろんアクションに相応しい組み合わせ方であるべきでしょうが、同じアクションでも、もしかしたら違う人がマスターをやれば全く違う組み合わせ方になるかもしれません。
 重要なのは、リアクションを最後まで読んだ時、ちゃんと整合性が取れている事です……が、そこまで全体に渡って整合性を確かめる人は、そんなにいないかもしれません。大抵は各場面で整合性が取れていれば、全体的に微妙にねじれていても気にしないかと思われます。
 本業MSならともかくプラシナMSなのですから、あんまり考えすぎて書けなくならない程度に、ゆるーくやっていきましょう(だからって読者をナメるのはダメよ)。

文章を書こう!

(この項目は読みやすい文章の作法について何か書くつもりでしたが、別にわざわざここで改めて書く必要もないやと思い直したので省略します。必要だと思う人がなんか書いといて下さい)

読む人が喜ぶリアクションにするには?

 ここは参加者以外の読者はあえて省き、参加者限定の話をしておきます(参加者の皆が満足するリアクションは、それ以外の人も満足する……といいなぁ)。

 参加者がリアクションを読んで喜ぶのは、自分のキャラがそのキャラらしく動いた時だと思います。それはアクションで指示した時よりも、アクションで指示していなかったにもかかわらずキャラらしく動いた時にこそ一入。
 とはいえ、アクションに無関係な事ばかりやってキャラらしく動いても仕方がないので、「アクションに従いつつもアクション外の事をやる」工夫が必要になります。

 一番いい方法が前述の「アクションを組み合わせよう!」であろうかと思います。
 大抵のアクションは、GAなどの場合を除いて他人と関わる前提では書かれていないはずなので、そこに他の参加者が関わってきた時にはほぼ常に「アクション外」になるわけですな。そこで「アクション通りに一人でやる」か「アクションを微修正して複数人でやる」かという選択が出てくるので、そこで後者を選ぶとほうら「アクションに従いつつもアクション外の事をやる」の完成。超簡単。

 後は、「リアクション中で描写しなきゃいけないんだけどアクションで省略されてるシーン」なんかも美味しいネタです。元のアクションがないのでちょっと難しくはなりますが、余裕があれば試してみてもいいかもしれません(後で適切な説明があれば、シーンそのものを省略しても誰も怒りません)。

 まあこの辺、筆者がリアクションでそうなってると嬉しい事なので、異論はあるかもしれません。異論がある人は是非とも追記してくれると嬉しいなー。

参加者を不快にさせないために

 プラシナ参加者は費用を支払うわけではないので、ちょっとくらいの不満があっても文句を言うような事はしないでしょう(こうしてほしかったなー、くらいの願望は言われるかもしれませんが)。
 とはいえ、あまりに度が過ぎれば顰蹙を買ってしまうため(でもみんなタダで書いて貰っておいて文句なんて言わないので、知らぬは当人ばかりという羽目に)、注意すべき事に違いはありません。直接不快にさせた参加者だけではなく、他の読者も気まずく思う事になってしまいます。

 これも筆者がリアクションでそうなってると不快になる事なので、異論がある人は是非とも追記以下略。

  • キャラの扱いに格差がありすぎる
     二人の参加者が対戦して、一方がもう一方になすすべもなく負ける、等(負けた方がかませ役希望だったりする場合を除く)。一見目立ちませんが、二人ともボスとの対戦を希望したのに片方が雑魚に邪魔されて手間取り、もう片方がボス相手に大立ち回りしている場合、序盤で脱落したキャラと終盤まで残ったキャラの各シーンでの描写量が同じ(シーン数の関係で後者が圧倒的に描写多し)なども格差になります。
     どうしても登場シーン数に差が出る場合は、太く短くVS細く長く、という風にバランスを取るのがいいでしょう。
     自分がよく知らないキャラが参加しており上手く描写できない場合も、本来はなるべくキャラ把握に努めるのが好ましいのでしょうが、プラシナなのでこっそりメッセージ等でアクションの補足をお願いしても怒られないはず。
  • 特定キャラとの癒着
     公式でしでかす時ほど大問題にはならないとはいえ、他の参加者に(あ、このシナリオ、このキャラのために作ったんだな)と思われるとやっぱり顰蹙です。特に、ガイド時点では何も言及していないのにリアクションの蓋を開けたら、というのが最悪。
     まあ前項に該当しないようにしておけば、自ずと回避できる問題ではあります。
  • アクションを全否定する
     成否のあるアクションで失敗判定を出す事までは仕方なくとも、それを「完全に無意味で愚かな行動」として扱ったり、「完全に脱落した」とまで判定するのはキャラへの悪意があると取られかねません。
     仮に本当に救いようのない行動でも、例えば「敵が『愚か者め!』と得意になったせいで他の人が攻撃する隙ができた」とか「知らないうちに復活したらしく追い上げてきたけどやっぱりダメだった」とか「散り際の美学」とか「どう考えても失敗しか見えないのにこの人自分の道を進み続けてる、なんかよくわかんないけど凄い!」とかいろいろやり方はあるじゃない? そういう方がいいと思いません? いや失敗判定出さざるを得ないアクション書いたのが悪いのは確かなんだけど是非ともそうして下さい(少々私怨込みで)。
  • 吟遊MS
     ある意味で「アクションを全否定する」のバリエーション。参加者がどんなアクションを書いても意味ないんじゃないか、と参加者に思わせてしまうリアクションの展開は、完全に失敗です。
     これに「NPCとして出てきた自PCがキーパーソンになる」が加わると上記の全ての問題が一挙に噴出してきて、もう一人でSS書いてろ、プラシナの形で他人を巻き込むな、ってなります。

 公式シナリオだと他にも「あんまり沢山書きすぎると今度は他のMSと費用対効果が開きすぎてよくないよ」とかあるらしいですが、プラシナはその辺考えなくていいので書きたいだけ書けばいいと思います。

 なお当然ですが、一度公開したガイドやリアクションを書き換える事は、参加者を不必要に混乱させるのでやめておきましょう。せいぜい誤字脱字の修正くらい。



リアクションを公開しよう!

Wikiにリアクションを掲載しよう!

 まずはリアクション用のページを作っておきましょう。「プラシナ名(リアクション)」という新規ページを作成すればいいでしょう。
 当Wikiのページは大体20000字くらいまでしか入らないようなので、それを越えるようなら最初から「(リアクション1)」「(リアクション2)」……と作る必要がありますが、大変なので1ページで済む分量にしておけば十分です。誰もプラシナMSにそんなに要求しません(書くのは自由ですが)。

 リアクション用のページができたなら、次はガイドにリアクションへのリンクを追加します。
 ガイドページを編集し、「以下2行、リアクション公開時にコメントを外します」となっている部分を外して「リアクションページ名」を先程のページ名に変更します。

 最後に、プライベートシナリオ一覧にもリアクションページへのリンクを追加しておきましょう。

公開をアナウンスしよう!

 折角リアクションを公開しても、誰も気付かなければ意味がありません!
 参加者募集に使ったトピックでのアナウンスはもちろん、できれば参加者全員に、参加のお礼を兼ねてメッセージを出しておくとよいでしょう。

 もしもあなたがドM向上心の強い人であれば、リアクションで改善すべき点を教えて貰えば次に生かす事もできるかもしれません……今回に懲りなければね!

  • 最終更新:2015-02-28 02:41:24

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